令和4年度後期 大原保育園の自己評価 

評価項目   評価内容  課題 
 保育目標 ● 保育理念・方針・目標を毎月の職員会議で確認し、重要事項や園だよりを通して保護者に周知している。
● 理念にある“一人一人”という言葉を大切に、人権保育に繋げ子ども達が安心して過ごせる環境を整えるように努めた。
  保育内容 ● 新型コロナウイルス感染防止で取りやめにしていた行事を、内容を変えておこなうことで、今後行事を変えていく目安ができた。
(マスク着用や園外保育については場面に応じた適切な対応を心掛けた)

● 2年ぶりに小学校のグランドでおこなった運動会での保護者の行事への参加により、子どもの成長に関わっていく喜びを保護者と共有できた。

● 福祉バスを利用して雄「お別れ遠足」や「ミニ遠足」の実施により、“バスに乗る”という経験ができ、子どもたちの大きな喜びに繋がった。

● お誕生会の取り組みで誕生日を掲示し、みんなで“おめでとう”の声を掛け合うことで、自分が大切にされている自尊感情を育む機会になった。

● 行事を見直し次年度はできることが増えていくことで、保育士の意欲が見られたと同時に、我慢をした経験を無駄にしないという思いを子どもに伝えていこうとする関わりが様々な場面で見られた。

● 菜園活動を通して収穫の時期を知ったり、旬のおいしさを味わい、自然と関わる楽しさや大切さを知ることができた。
(大根・ブロッコリー・豆苗)

● 初めての豆苗への挑戦は、実際に成長する様子を観察することができ、野菜を育てる楽しさをみんなで共有できた。

● お米作りでは、種まきから毎日の水やりをして育てた苗を、実際の田んぼで田植えを行い、散歩などで苗の成長の変化を見た上での稲刈りなど、一連の経験が子どもたちの心に豊かな感性を育む機会になった。

● ぞう組が毎日行う“ちびっこ放送局・お話し会”は、子ども達が自分の言葉で伝えることで、達成感を味わい、自信に繋げられた。

● 年長が卒園した後、“ちびっこ放送局”を年中組が意欲的に行っている姿に伝え合う事の大切さを感じる。




●今年度の運動会を通して見えてきたことを大切に今後の運動会を考える。












● 菜園活動を通して子どもに伝えたいことが本当にできていたのか?








● 子どもたちが意欲的に行っている「ちびっこタイム」をもっと広げていく。


 保育環境
● 設置した手指消毒用アルコール・ペーパータオルが上手に使えるようになり、清潔についての意識がしっかり身についている。

● 職員一人一人の感染防止への意識の定着が、衛生管理の行き届いた子どもたちが安心して過ごせる場の提供に繋がっている。

● 子どもたちが安全に安心して過ごすことが出来る環境設定のために、毎週行っている安全確認が保育者の安心にもつながっている。

● 園外活動の際の留意点が明確になり、保育者の対応も確実になってきた。(危険場所の事前把握・人数確認・子ども確認の充実など)

● 新型コロナウイルス感染防止対策を考え、安心して眠り、安心して食事ができる空間の確保ができるよう、工夫や配慮が生活の中に定着してきた。

● 玩具や遊具は安全で子どもの興味や発達に合ったものを選び、使用している。(危険と思われるものに対しては、交換・修理などで対応)




● ウイルス感染対策を行いながら、安心・安全な空間の中で子どもたちがのびのびと遊べる工夫を心がけていく。


● マニュアルに沿っての行動ができることで、緊張感が薄れないようお互いに声を掛け合うなど、チーム力を育てる。




  食育
● 菜園活動や魚・スイカの解体ショーなどを通して、食への関心を深め、「食べることは生きること」という意識につながっている。

● 離乳食については、家庭・給食・保育士と連携を取りながら、一人一人の子どもの状況に配慮して行っている。

● 「食育だより」を通して子どもたちの食事の様子などをタイムリーに知らせることができていた。

● 菜園活動を通して、食べる喜びや楽しさを味わいながら、食べ物への興味や関心を持てるようにしている。

● 保護者との関わりの中で、保護者の思いに寄り添い、保護者の要望を受け入れる工夫が必要。

● 菜園活動を通して、子どもの食べたいという気持ちを高めていく。
  健康管理
● 新型コロナウイルス感染防止対策として、登園時の保護者・園児、来園者については検温・手指消毒が日常の中の常識になっている。

● 『衛生管理チェック表』『健康状況確認シート』など新型コロナウイルス予防のための行動が習慣化できている。

● 歯科検診を受けることで歯の大切さを知り、正しい歯磨きの習慣を作る機会にすることができた。

● 登園時の視診・検温・連絡帳などで一人一人の健康状態を確認がスムーズにできている。

● 感染症マニュアルに基づいて予防・発症に対応している。発症時は掲示板などで速やかに保護者への周知をしている。

● アレルギーについてもマニュアルに沿って対応している。担任・保護者・栄養士・職員の連携を密に行っている。

● アレルギー対応食の解除についても、担当職員・保護者の間で共通意識をもって対応ができている。

● 歯科検診後の治療の大切さを保護者と一緒に考える機会を大切にする。


● 保育園と病児保育について、保護者への説明を大切に行うことで、“子どもの最善の利益”を守る。
  人権保育
● 友だちと共通の目的を見つけたり、遊びを一緒に工夫・協力してともに達成感が味わえるように援助している。

● 生活や遊びの中で意欲を大事にし、頑張ろうとする力・自信・自己肯定感を持てるような言葉かけや援助をしている。

● 友だちと生活する中で、良い事・悪い事に気づき、ルールの大切さを知り、守れるよう配慮している。

● 職場全体で「ハラスメント」「虐待」の研修を行い、自分が大切にされている存在であることを子ども一人一人が感じられる保育を行った。

● 学んだことを忘れることなく、保育士として人として保育をおこなっていく。
  安全対策
● 新型コロナウイルス感染防止対策のために玄関・各入口・各クラスなどに消毒用のボトル設置により、手指消毒が習慣になった。(来園者の体調チェック・検温などの記入が徹底してきたことで衛生管理の意識ができてきた
)
● 散歩などの園外保育の前は、みんなで地域マップを見て危険箇所の確認を行うなど、危険に対する意識向上ができてきた。

● リスク管理委員会のヒヤリハットの収集により、事故防止に向けた具体的な取り組みが定着してきた。

● 専門業者による年1回の遊具点検、職員による毎週の遊具点検を実施することで事故防止に努めている。

● 年間計画に沿って月1回の避難訓練を実施し記録している。地震・竜巻・マスコミ対応・熱性けいれん・水難訓練も年1回行っている。

● 子どもの危険個所を確認し、作を取り付けたり、改善に努めた。

● 一斉メールの利用・引き渡しカードなど災害時の対応に向けての内容を見直し、確認することでいつでも対応可能な状況に努めている。
● 安全対策が習慣化したことで、適当な活動にならないよう、“何のため”に行っているのか常に意識して行う。
  情報保護
● プライバシー保護・個人情報保護に関しては、マニュアルを整備し、次年度に向け全員研修を3月におこなった。

● 遵守すべき法令を正しく理解するため、コンプライアンス委員会を設置し、月1回の研修を行っている。

● コンプライアンス委員による虐待・個人情報研修を継続して行うことで、職員一人一人の学びの意識にも繋がった。
● 法令順守の必要性と重要性を自分に問いかけ、行動する。
  苦情対応
● 保護者が意見を述べやすいよう、意見箱・記入用紙を設置し、保護者が意見が述べやすい環境整備に努めた。

● 相談室を設置したことで、保護者から相談を受けた場合は、保護者の都合に合わせて時間・場所を設定し、迅速に対応できている。

● 苦情申し出・窓口については、保護者が見やすい場所に掲示し、重要事項説明に入れている。

● 今年度も9月に第三者委員会を行った。苦情となるものはなかったが、保護者とのやり取りの中で気付きはなかったか、振り返る機会とした。
● 保護者の立場に立ち、保護者の思いを受け入れ苦情に感謝し関係作りをしていく。

● 保護者の小さなつぶやきを聞き取る。
  保護者支援
  地域との連携

● 新型コロナウイルス感染防止で地域との交流が出来ないが、保育園通信「わくわく通信」を通して子どもたちの様子を伝えている。
(子どもたちの声を文字にして読んでもらうことで、子どもたちが元気に園生活を送っていることを伝えた)

● 園庭開放・地域との交流はできないが、ホームページで保護者にいろいろな情報を配信し、ホームページを見る機会を提供した。
おたより(園だより・クラスだより・食育だより・献立など)については、いつでも見ることができるようにした。・・・保護者専用パスワードあり。

● コロナの状況を見ながら、園庭開放の再開を計画していく。
  研修計画
● 各委員会のリーダーを担当制にし、皆がファシリテーターを経験し、実施・記録を回覧することで全体の学びに繋げている。

● 各種研修会・研究会・講習会については、研修内容を把握し、作成された研修計画に基づいて参加できるようにしている。

● 園内研修については一人一人が意見を出しやすい雰囲気ができてきたことで、内容についても充実してきた。

● 園外研修については一人一人が意見を出しやすい雰囲気ができてきたことで、内容についても充実してきた。また、今年度リモートで行われることが多かったが、少しずつ他園との情報交換もできるようになってきた。

 ● 研修したことを園内回覧だけでなく、全員研修で共通の学びにする。
  事務管理
● 事務としての通常業務が適正かつ適切に処理している。

● イレギュラーに発生する保育士からの要望に対しても、日々の連携が取れているため、対応スピードが早い。

● 事務・経理担当に於いては、疑問を感じたら迅速に資料やネットで調べ、積極的に専門機関に聞くなどして能力を高めている。

● 研修会などにも意欲的に参加し、内容を具体的に関係職員に情報提供している。


● 一人一人が仕事の優先順位を考え、仕事の配分をすることで、余裕のある環境を整える。